トイレは予算を削る場所と考えていました。
組み合わせトイレ
選んだのはこれ。リクシルのベーシア便器(フチレス)という組み合わせトイレ。他に比べかなり安い。それもそのはず。トイレのリモコンはなく、ボタンもトイレ一体型。それゆえ、洗浄ボタンはなく、レバーで水を流す。便座開閉ボタンもなし。ただ、トイレットペーパーの設置は2連タイプとなっていました。
TOTOのショールームにも足を運びました。魅力的でした。ただ値段は高め。値が張る分、長持ちするかもしれませんが、金額差ほどは寿命は変わらないと思いリクシルを選択。
そして、再びリクシルショールームに。横にあるタンクレストイレはデザイン性が優れており、目を奪われそうになるものの、組み合わせ便器と決めました。
タンクレス、シャワートイレ一体型
タンクレスは値が張るが、シャワートイレ一体型となるとだいぶ安いため、建売住宅でも一般的にシャワートイレ一体型を入れている。うちの実家も3年ほど前にトイレをリホームしていたが、「一番安いもの」でお願いしたようだがシャワートイレ一体型になっていました。間違いなく一番安いものは組み合わせトイレなのだが。。。
問題なのは、タンクレス、シャワートイレ一体型どちらも、故障したら高い修理費を払うかすべてを取り換える買い替えとなることです。
トイレの便座の耐用年数は?
おそらく、タンクレストイレ、シャワートイレ一体型などは、10年前後で寿命がくると思われる。家の中にある他の家電の耐用年数を考えたら、使う頻度の高いトイレはもっと短いのかもしれない。
海外生活をしていたとき、借りていた家のトイレは、どこもウォシュレットが付いていなかったため、ウォシュレット便器を購入し、引っ越しの度に付け替えていた。このとき、購入したのは日本メーカーのものだったが、よく故障していた。具体的には、便座が温まらなくなる、温水が出なくなる、便座の裏などの樹脂にヒビが入るなど。引っ越しも多く、取り外しと設置を繰り返していたことも関係あるのかもしれないが、5年ぐらいでどこかに問題が出ていた。
下記は総務省統計局による消費者動向の調査。2人以上の5,712世帯を対象に主要耐久消費財の買替え状況(平成30年3月調査)である。この項目にはなかったが、トイレは、洗濯機より使用頻度が極端に多いため、平均使用年数は10年未満で、故障による買い替えは80%を超えるような気がする。
平均使用年数 | 故障による買い替え | |
---|---|---|
電気冷蔵庫 | 12.2年 | 62.7% |
電気洗濯機 | 10.9年 | 77.7% |
電気掃除機 | 8.4年 | 58.9% |
ルームエアコン | 13.6年 | 69.1% |
カラーテレビ | 9.5年 | 69.1% |
パソコン | 7年 | 64.5% |
組合せ型トイレは故障したら便座だけ交換
壊れるのは便座の部分。組み合せ型の便座の下の便器やタンクは陶器製なので、そもそも割れることは稀である。組み合せ型にすれば、便座が故障するごと、家電店やネットなどで、必要な機能の付いた便座を安く購入し、自分で簡単に交換できる。
これは私見であるが、建売住宅を請け負っている業者はリホームもしており、組み合わせトイレ以外を設置してもらったほうが都合良い。またメーカーもシンプルな組み合わせトイレの利益幅が少ないのは明らかで、タンクレスなどの広告に力を入れるでしょう。
自分のような考えの人が少なくなると、メーカーはいずれ組み合わせトイレを生産しなくなってしまうかもしれない。
トイレの窓について
あと、トイレに横すべり出し窓をつけたが、これは無くてもよかったかもと思っている。実際に、トイレの窓を開けることはほんとうに稀である。とりわけ開けなくてもよい。採光だけを考えて設置するなら断熱・気密を考えてもフィックス窓で良かったのかもと思っている。
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