システムキッチンを選ぶときに日本メーカーの食洗機が小さいからミーレのような大型にしようかと悩む人も多いのかもしれません。私もメーカーショールムに出かけて、ミーレを見たあとに、なぜ日本メーカーの食洗機は小さく、大きなものを製造しないのだろうと疑問に思っていました。しかし、生活して、そもそも食洗機自体を使わなくなりました。
ミーレのような大型食洗機にしようかと迷っている、検討している人は、本当に必要かもう一度熟考するとよいでしょう。
私が食洗機をあまり使わない理由
新居に住み始めて1年半ほど経過しましたが、食洗機はあまり活用していないです。親族や知人で食洗機をフル活用している人も知っていますが、少数派です。ほとんどの人が、使用頻度が高くないと回答します。実際に我が家でも食洗機を使うときは、知人などを家に呼んで食器の洗い物が多くなったときだけです。
食洗機をあまり使わない理由
- 食洗機に並べるのが面倒。
- 配置するとき皿が倒れやすい。
- 一度だけでなく何度も皿が倒れる。
- 食器が倒れるとイライラする。
- すすいで入れるのが面倒。
- 食器を並べるのに工夫が必要で時間がかかる。
- 水道代は節約できるが、電気代が意外とかかる。
- 少しずつや時間差で食器洗いをするのに不向き。
- 頑固な油汚れは完全には落ちない。
- 食洗機の掃除の手間が増える。
- 手洗いの方が、却って早いと考えてしまう。
食洗機の利用頻度は年々減少している
まずマイボイスコムの2019年の食洗機に対する調査です。食器洗い機の所有状況ですが、かなり低いのに驚きました。知り合いで独身の人が少ないというのもありますが、肌感覚ではもっと多くの人が持っているのかと思っていました。
アンケートの特徴として、
1 ビルトイン型食洗機の普及率は、伸びているが緩やか。
2 据え置き型の食洗機は、年々所有率が減少している。
新築などでシステムキッチンを購入する場合がビルトイン型。この場合は、あえて食洗機を外すという選択をするため、ほとんどが所有となると考えられます。しかし、置き型食洗機は、食洗機が必要だと敢えて購入する。そのため、据え置き型食洗機の所有率が減少しているというのは、ほとんどの人が食洗機の必要性をそれほど感じていないということが調査結果から分かります。
さらに、システムキッチンでビルドイン型が故障したら、買い替えはしない。据え置き型もリピーター率はかなり低いと予測できます。
次に、実際に食洗機が自宅にある人の利用頻度ですが、これまた驚きの結果です。
アンケートの特徴として、
1 25%(4人に1人)が食洗機をほとんど利用していない。
2 利用頻度が低い人は4割に達する。
3 年々、所有者の使用頻度は減少している。
この調査結果から分かることは、日本では食洗機は流行らない。持っていても使わなくなる可能性が極めて高いということです。
他の家電で持っているのに使用頻度が減少していくもの。。。家の中にあるものでは、思いつきません。我が家には、そんな家電はありません。
購入して使わないともったいないと普通は感じるのを考慮すると、一日に1回以上使っている人が6割というのは、あまりにも少なく感じてしまいます。
持ち家でも4人に1人が食洗機があっても使っていない
こちらは、ベルメゾン生活スタイル研究所が、2018年に女性の生活意識アンケート調査した結果です。この調査でもなかなか食洗機は活用できていなことが分かります。
こちらは、食洗機があるが使っていない理由です。様々ですが、一番多いのは、手洗いした方が早いからという理由。食洗機は、時短のために購入する人がほとんどと思われますが、家事の邪魔をする存在となっています。
日本メーカーに大型食洗機がない理由
日本メーカーは、大型食洗機を製造しても儲からないことを知っているのでしょう。なので大型食洗機は、海外メーカーに任せています。
どちらのメーカーもドイツのミーレ(Miele)のものを使っています。約12人分、食器は約84点入るものもあるようです。日本人は、欧米に比べそもそもホームパーティーを催す人もいないし、回数も比べものにならないほど少ないと思われます。
まとめ
最後にミーレに代表される大型食洗機を採用しても後悔しない人はどういう人か?私がどう思うかをまとめました。
- 金に糸目を付けない人。
- 海外ブランド好きな人。
- 2世帯住宅の人。
- ホームパーティーが好きな人。
- 鍋などすべてを洗いたい人。
- 手荒れが酷く、手洗いをしたくない人。
- すべてを食洗機に任せたい人。
ミーレを見たあと、日本メーカーのを見るとかなり小さく感じます。大型はすべてを兼ねるし、共働きなど時短を目指すと言えば聞こえは良いです。しかし、大型食洗機は安くないです。
最近、使っている人が多いから、SNS、ネット上でのオススメしている人が多いという理由だけで決めると後悔する可能性があります。どちらかというと、使わなくなったという人は、ネット上で積極的な発信はしない傾向にあります。メリットを紹介する人の意見は、大多数のものではありません。ほとんどの人は、使いこなせていないというのが統計が示す現実です。それゆえに、よく熟考して、それでも購入するなら後悔はなくなると思います。
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