キッチンの天板やシンクはもともとステンレスにしようと考えていました。しかし、パナソニックホームズで建てた知り合いの家の人工大理石を見て、人工大理石に変えました。
低価格モデルの人工大理石はキズつきやすい
もともと人工大理石は黄ばみ、キズも付きやすいというのが印象でした。だからキッチンは、昔からあるステンレス、そう決めていたのです。しかし、知り合いの人工大理石の天板を見て変更。この人工大理石はほとんどキズが付いていませんでした。
しかし、あとで知ったのですが、この家のキッチンは上級モデルで人工大理石はコーリアン®が使われていました。我が家が採用したのは、普及版というのか最低のモデル(低価格モデル)。このレベルの人工大理石は、ハッキリいってキズが付きやすく、そのキズにより黄ばみが発生します。
人工大理石キッチン1年後のキズと黄ばみ
1年経過した人工大理石の天板(ワークトップ)とキッチンシンクのキズと黄ばみがスゴかった。かなり傷ついて黄ばんでいます。(正確には1年2カ月経過した状態)
上の2枚がシンクで下2枚が天板です。
シンクの黄ばみは取れるのか?
100均などで売っているメラミンスポンジを使っただけで、ある程度汚れは落ちますが、一度キズがつくと、1週間も過ぎないうちにまた黄ばみが、目立ち始めます。もちろん、清潔にするためにと、毎日掃除をすれば良いのでしょうが、我が家はガスコンロ使用なため、掃除はガスコンロの油汚れがメインになり、シンクは疎かになりがちです。
また、シンクの黄ばみは、メラミンスポンジでは軽く擦るだけでは、それほど落ちません。力をかなり入れて擦らなければなりません。それでも完全に落ちることはありません。研磨材を使ってハイターを使わなければ綺麗には落ちません。しかし、綺麗になっても、また3日以内に同じように黄ばみが出ます。
人工大理石と人造大理石の違いは
人工大理石も人造大理石もアクリルやポリエステルなどの樹脂を主成分としていますが、人造大理石はそれに天然石を混ぜたものになります。人工大理石のブランドであるコーリアンのサイトでは、今は同じ意味で使われていると説明しています。
これについてですが、人造と人工を使い分けるメーカーもあれば、人造大理石を人工大理石と言っているメーカーも存在するため、同じ意味で使われていると説明しているのです。
コーリアン®は、デュポンのブランド名
コーリアン®は、米国デュポン社が作成した固体表面素材のブランド。メタクリル樹脂を原料とした、アクリル系の人工大理石と説明されています。
アクリル系人工大理石ではあるけれど、他社メーカーとは違う分類にしており、かなり自信を持った比較表を作っています。実際に他社メーカーとの値段格差はあると思われます。例えば、低価格帯のものとして使用されるアクリル系人工大理石には、吉本産業(株)のアクリルBMCなどがあるのでしょう。
コーリアン®取扱いキッチンメーカーとしてホームページに紹介されているのは、
LIXIL ; リシェルSI (ペパーアイボリー,アンタークティカ)
パナソニック ; Lクラス (マグナ,モンタナ,シエラ)
TOTO;ザ・クラッソ (トレンテホワイト,シエラブラッククォーツ)
クリナップ;ステディア (オルタナ)
どれも高級価格帯のモデルです。
個人的な感想
これは、あくまで個人の主観でありますが、キッチンカウンターの素材はステンレスに限る。レストランの厨房は、ステンレスしか見たことないですが、使用頻度が高くキズに強く、コスパも優れているからでしょう。
そして、人工大理石ですが、低価格帯のキッチン人工大理石には幻滅しています。かといって、もう一度選び直すことができたとしてもコーリアン®は選びません。我が家には高価すぎます。
なのに何故選んだかと言えば、対面キッチンにしているですが、後部の背面カウンターが白色だったため、ステンレスにするより白色にした方が、台所に統一感があるのでは。。。そう思ったからでした。
いままで賃貸ではステンレスキッチンを使っていましたが、ステンレスだとそれほど気にならないキズが人工大理石では気になります。シンクだけでなく、まな板を置く天板(ワークスペース)もまな板を置いたときの摩耗が醜いです。それは正面から見るというより、光の反射で光沢が見えるように斜めから見たときです。
天板はともかく、シンクだけでもステンレスにしておくべきだった。。。心底そう思っています。
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