ネット上には家の施工例が溢れています。オシャレに見える(好みもありますが)部屋には共通点があることが分かります。
床からの高さなど色々な工夫があれば、同じ窓を使用してもかなり雰囲気が変わります。
我が家には、腰窓が3カ所ありますが、すべて床からの高さを生活様式を考えて要望を伝えました。結局、腰窓の高さは生活様式に合わせて設置するのが実用的であり、オシャレになります。
腰窓の高さは生活様式と視線を考えて設置するべき
腰窓を設置するときは、床からの高さをよく考えて設置するべきです。オシャレな家は間取りも重要ですが、照明など視覚に訴えるものが必ずあります。もちろん、お金をかければオシャレにはなりやすいです。
しかし、腰窓の高さの位置を変えるだけなら費用は発生しません。腰窓の位置だけで視覚効果により、落ち着く部屋になったりします。結局、腰窓の近くに何を配置するのか、またどの位置に座る時間が多いのかが重要です。
外からの視線を考えた事例
こちらは、高所や低所に横長に配置する横すべり出しやFIX窓などと違って、外からの目線を遮る外溝の目隠しの高さまでの窓の高さにしています。向こう側が道路なのかお隣りかは分かりませんが、絶妙な高さです。
テーブルの位置に腰窓の位置を合わせる
キッチンに向かって縦に食卓を並べないだけで、非日常的でオシャレな雰囲気になります。このようにするためには、リビングなどの配置も制約を受けるため、まずテーブルを中心にした間取りを考えなければならないでしょう。
リビング側に対面キッチンを向けずに配置するパターンです。この配置にすると、正方形のスペースの中でダイニングとリビングの空間的な区切りができます。この事例は、梁の効果もあります。
対面キッチンではないとスッキリ収まりそうです。窓の高さがテーブルと合っている場合は、壁にテーブルが付いていることで視覚的にオシャレになります。
ソファーから外を眺める窓の高さを意識
ソファーに座ったときの視線を意識した窓の高さです。床から30~40センチほどのところから立ち上がっているため、視線的に落ち着きます。
床から上げた掃出し窓
床と同じ高さからの掃出し窓ではないため、腰かけることもできます。天井の高さを低くしたり、勾配天井にしたりして窓の上枠も合わせる事例もよく見かけます。
これだけ深いと腰かけだけでなく、ちょっとした作業スペースとしても使えそうです。
外観から見たときとの他の窓の高さとのバランスを考える
窓の高さを揃えないときは、外観から見えるバランスも重要になります。窓が高さが揃っていない家を見かけたりしますが、これは美的感覚の違いであり、揃わない美しさもあります。
窓の外観の見え方にも注意して考えるべきです。
まとめ
住宅空間は、高さ寸法の見せ方で雰囲気が全く変わってきます。そのなかでも窓の使い方が視覚効果が抜群で重要なポイントだと感じます。
これらの事例は、かなり費用が嵩むものが多いです。しかし、事例にあるほどオシャレにはなりづらいですが、応用すれば工夫次第で追加費用がかからなくもできそうです。
是非、窓の床からの高さを考慮した家づくりをしてほしいです。
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