注文住宅を買って後悔しないために知っておかなければならない内容

注文住宅には夢がある。自分の気に入ったようにカスタマイズして憧れの住まい。しかし、それは今後、近い将来、自身がどうなっていくかを良く考えないと失敗する可能性が高い。

戸建の注文住宅は買うな

とても分かり易い動画があった。注文住宅で家を建てようと思っている人は、これを見てから決断したほうが絶対良い。これを見てやっぱり建てるというなら問題はないと断言できる。動画では、資産性という意味合いから「戸建の注文住宅は買うな」と言っている。

建築系の動画を挙げている人でこういった観点ではっきり話す人はいない。はじめにこういった観点から見つめ人生設計を見つめ直して冷静に判断をしたい。

戸建は売りづらいし資産価値は必ず下がる

まず前提として、こういった話は住みたい地域にマンションが建っているという人にしかもちろん当てはまる内容ではない。地方都市でほとんどマンションがない地域の人は考える余地もないからだ。

さて、 「マンション」と「戸建て」 と両方を選べ選択の余地がある人の場合の話になるが、

万が一、売却せざるを得ない状況になった場合、売りやすさは「マンション」と「戸建て」は全然違うという。上念司さんは5200万円で注文住宅を建て3年半で売却（2002年当時）するも1200万円損する経験を述べている。

資産性でいうなら間違いなくマンションが高い

• 「戸建て」は22年で建物価値はゼロになる。
• 浴室乾燥、床暖房、高級なカーテンなどは売るときの評価額はゼロ。
• それに対し「マンション」の価格は年平均2％しか下がらない。

マンションの間取りは規格で決まっているため、マンションの価値はほとんど立地で決まり、立地さえよければ資産価値はほとんど落ちない。

※ただ、資産価値の落ちづらい立地というのは、かなり厳しい条件があると思われる。例えば、駅から徒歩1分、スーパーから近い、魅力的な公園、緑地帯があるなど利便性があること。誰が見ても住みたいと思う場所は需要がいつでもあるために資産性が落ちづらいのは確かなこと。しかし、そんな好条件の立地は高額であろうし、そもそもそんな場所は普通なかなか見つからないと考えられる。

戸建vsマンションを迷ったら

たくさん建築系ユーチューバ―もおられるので、一概には言えないが、この方は売却しやすいのはマンションより戸建てだと述べている。具体的な理由は述べていない。肌感覚の主観からだと思われる。ちなみに、戸建てのメリットとして「家の中が広い」「隣人との騒音トラブルを気にしなくて良い」「子供たちの代に資産として残せる」を挙げている。

まさか、注文住宅を建てている工務店の社長がマンションがオススメという動画を配信しづらいので、参考程度にしかならない。

こちらのユーチューバ―は資産関係の話をよくする人である。○○の圧勝！！の○○には「マンション」が入る。

資産性という観点では、一にも二にも重要なのは立地である。いま車を所有する人が年々減少している。老後になれば車を運転しなくなる人もいる。人は立地を見て住処を決定するというのが理由である。

まとめ

個人的な話をすれば、これらのことはほぼ知っていて私は戸建注文住宅を建てました。夢を買ったのかもしれません。でもこれからの社会は何があるか分かりません。売却しなければならない状況になるかもしれません。一生住み続けるのなら、戸建てだと言っても、絶対そこに住み続けると分かっている人などいるのでしょうか？例えば、自営業しているという人で引っ越し予定はないといっても、このご時世、いつ倒産、廃業になるのかも分かりません。また家族がいかなる状況になるのかも絶対なことなどありえないのです。

そう、売却するときには損するかもしれないのは承知で注文住宅を建てたのです。また建てた場所が、それほどマンションも多くない地域だったということもあるかもしれません。

結論として、資産性ということを考慮したうえで、戸建の注文住宅をそれでも建てたいのかどうなのかということが、選択の分かれ道だと思います。